2012年

6月

29日

2012/6/27 パッシブデザイン協議会・未来会議レポート

いつになく緊張気味な野池政宏氏
いつになく緊張気味な野池政宏氏

パッシブデザイン協議会・未来会議』レポート

 

パッシブデザインへの取り組み・8人の提言(番号は発表順番)

①「田中正造とパッシブデザイン」

上岡裕 NPO法人エコロジーオンライン代表

⑥「低炭素社会の実現に向けて」

小山貴史 (株)エコワークス代表取締役社長

②「なぜ、パッシブなのか?」

小玉祐一郎 神戸芸術工科大学建築デザイン科教授

③「身の丈にあった技術―環境建築のこれから」

宿谷昌則 首都大学環境情報学部・大学院環境情報学研究科教授

④「Carbon Neutral Houseで脱原発社会へ」

竹内昌義 東北芸術工科大学建築・環境デザイン学科教授

⑧「パッシブデザイン協議会」

野沢正光 一般社団法人日本建築家協会・環境行動ラボ委員長

⑤「目指すべき未来」

森みわ 一般社団法人パッシブハウスジャパン代表理事

⑦「林産地連携の家づくり」

安成信次 安成工務店代表取締役

 

 

上岡裕氏
上岡裕氏

①「田中正造とパッシブデザイン」上岡裕 NPO法人エコロジーオンライン代表

 

京大の小出教授がもっとも敬愛する人と称する

坂本龍一は3.11後の脱原発会議で当時の菅首相に田中正造のようになって欲しいと訴えた

 

「デンキ開けて世間暗夜となれり」は100年前に予言をしていた?

 

しかし、自然の恵みを最大限いかした知恵をしぼり発展することを大いにやるべしとも言っている。このことばをのこし1912年に亡くなった。すでに100年前からこの現状を予言していたかのようだ。

 

小玉祐一郎氏
小玉祐一郎氏

②「なぜ、パッシブなのか?」小玉祐一郎 神戸芸術工科大学建築デザイン科教授

 

1976年「全米パッシブソーラー会議」参加。過去1989年奈良、1997年釧路と日本でも開催される。

 

これがどう考えても常識!!
これがどう考えても常識!!

建物の性能をまずあげて、それでもゼロにならない部分を設備でカバー。

 

パッシブのふたつの原型。寒冷地の遮断型、蒸暑・温暖地の選択型。(寒冷地写真はスウェーデンゴーテバークの無暖房住宅)

手法は地域の気候特性により使い分けるべき

 

③「身の丈にあった技術―環境建築のこれから」

宿谷昌則 首都大学環境情報学部・大学院環境情報学研究科教授

 

パッシブ技術を捨ててしまった、アクティブ技術に頼りすぎた現在。


 

エクセルギ―の大切さを再認識。図は日射による蓄熱~放射により室内の温度が8度も変わってくる。

 

アクティブの”極み”たる原発はパッシブのエネルギーに対して瞬間的にこれだけの威力を発揮してしまう。

 

建物外皮が性能高ければ室温は低くても充分快適(エクセルギ―効果)。ヨーロッパの高緯度な土地でも薄着で外にいられるのは太陽放射が高い為。

 

それと逆に夏場の日射遮蔽も写真のようにすれば快適な場所に。

 

窓面緑被率調査。60%を超えてからポジティブ回答が増大!

 

質問項目
質問項目

少し言葉を置き換えると、パッシブデザインの導入が増えればプラス思考者が増えるのでは?

 

④「Carbon Neutral Houseで脱原発社会へ」

竹内昌義 東北芸術工科大学建築・環境デザイン学科教授

山形でパッシブハウス森みわ氏の協力のもと設計。馬場正尊氏と共著

 

森みわ氏
森みわ氏

⑤「目指すべき未来」

森みわ 一般社団法人パッシブハウスジャパン代表理事

 

奈良の十津川村で竹小舞+土壁+木質断熱材でパッシブ基準クリア。これまで高断熱高気密否定だった伝統工法職人も耳を傾けてくれた。

 

ハウスメーカーの性能とパッシブハウスの性能がどれくらい開きがあるか算出。

 

ミサワが最低でスウェーデンハウスでもパッシブハウスと比べるとまだまだ。

 

小山貴史氏
小山貴史氏

⑥「低炭素社会の実現に向けて」

小山貴史 (株)エコワークス代表取締役社長

 

 

契約時に自社環境家計簿を記載を義務付け!

 

3年連続で国交省省CO2先導モデル採択。Q1.9W/Kが最低基準で全棟数の50%がゼロエネ化に。

 

環境理念を内外に浸透させる努力をしている。

 

安成信次氏
安成信次氏

⑦「林産地連携の家づくり」安成信次 安成工務店代表取締役

 

自社家づくりの位置づけはオーガニックレストラン。

 

玉切りいげたの自然乾燥期間1年以上。製材残材でペレットも。

1996年よりエコビルドツアー企画。延べ42回実施。2754人参加。

自社プレカット工場ツアーは2005年から57回、計1260人参加

 

野沢正光氏
野沢正光氏

⑧「パッシブデザイン協議会」

野沢正光 一般社団法人日本建築家協会・環境行動ラボ委員長

 

愛農学園農業高校RC校舎の建て替えを依頼されたが、壊すことへの抵抗から減築+パッシブデザイン設計をやる。夏場の暑さもナイトパージが十分働いて快適温度に。コンクリートの畜冷効果が効いている。

 

今後はこのような校舎を設計して行きたい。

 

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コメント: 3
  • #1

    堤 太郎 (日曜日, 08 7月 2012 13:34)

    初めてコメントさせていただきます。
    大変興味深く拝見しました。

    ちなみにですが、この会議は全参加者招待制だったと記憶しておりますが、不特定多数向けのFacebook等で内容をシェアさせていただいて良い情報でしょうか?

    支障あるようでしたら個人でのビューに留めます。

  • #2

    ヨシダデス++++++++++++++++吉田登志幸 (月曜日, 09 7月 2012 05:06)

    有難うございます。FBシェアOKですよ~♪

  • #3

    堤 太郎 (月曜日, 09 7月 2012 22:34)

    御了承有難うございます!
    主に会社スタッフ向けではありますが、FBシェアさせていただきます!
    とても刺激を受けると思います。

    tsutsumi_t@pcon.co.jp
    http://www.pcon.co.jp/

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