〇04レポート~インテリアと照明~

 

今回はインテリアと照明に、まさにスポットを当ててみました^^。

GIS社長のお母さんと家
GIS社長のお母さんと家

 ご存知「白夜」でお馴染みのこの国は、冬場はその逆・・・つまりずううううっと夜。冬の間、太陽が出ずに、ずっと暗い日もザラなので、人々は家の中で暮らす事に楽しみと安らぎを求めるのは当然の事で、そんな環境下でスウェーデンや北欧のインテリアは発展していったということもお馴染みの事実ですよね。

 考えても見れば、一日中家の中に居るわけですから、そこが癒されない空間なんてあり得ない事で、日本のように各部屋にドカンと蛍光灯のデカイのを上から照らされ続ければたまったもんじゃござんせんよね。そんなんだから、こっちの人々は白熱灯を好み、キャンドルの炎を楽しむ事が、生まれてからずっと当たり前のように生活の最低条件に組み込まれているんですね。

 前にも書きましたが、街のいたるところにキャンドル屋さんがホントにた~くさんあるんですよ。しかも、キャンドルしか売ってないとこが多い。キャンドルで喰えるんですね。それだけ需要が多いという事なんです。

 今回は、GIS社(サッシメーカー)社長とそのお母さん、それに息子の3家族のごく一般的な家庭の中をすこし覗かせて頂きましたので、その写真をみながらお話していくことに致しましょう。

母上のダイニング
母上のダイニング

 

 補足説明として、今回の教科書は元ストックホルム大学客員教授の竹崎孜先生の著書「スウェーデンはなぜ生活大国になれたのか」(本文中赤字)を使わせて頂きました。

 まずは、おばあちゃん。GIS社長宅から車で40分くらいのところにお一人でくらしています。お歳は多分80過ぎくらいじゃないかなと。スウェーデン人の平均寿命は男性76.5歳女性81.5歳(1995年調べ)で日本に次世界第2位。65歳以上の年齢層が国民全体の17.4%とこの数字は国連区分によると7%で「高齢化社会」、12%で「高齢社会」ということなので17.4%は「超高齢社会」といえよう。

 ということなんですが、日本のように2世帯3世帯同居で介護をしているのかと思えば全くそうでなく、1950年代には同居率が16%だったのに対して、1970年代には4%にまで減り、今日では事実上0に等しい。という事に裏づけられるように、普通に一人暮らしなんですね。それでもはつらつに、そしてチャーミングに暮らしていらっしゃる様子が画像をみてもお分かりの事と思います。

 そして、ダイニング(上画像)ですが、とてもオーバー80とは思えぬかわいいインテリア!リビング(右下画像)には、おなじみCOSTA・BODAとダーラホースと。つまり、それくらいごく一般の人が、普通にインテリアを生活の重要な一部として楽しみながら取り入れられているんだなアと言う事が垣間見えますよね。

 お次はスウェーデンミドルのインテリアは?といいますとこんな感じ(下画像)。お決まりの暖炉に、キャンドルと間接照明。こっちでケッコー多いのが窓1箇所にペンダント照明1個というコンビネーションで、外から見れば窓の数だけイルミネーションがあるといった雰囲気を醸し出しています。

母上リビング
母上リビング

 GIS社長は、前回もたくさん登場したのでこれくらいにしておき、今度は息子のお家です。北欧インテリアといえば、やはりアアルト、アプスルンド、ウェグナーといった巨匠作家のモダンなイメージが多いと思いますが、もちろん若手はやはり“そっち系”ですね。特にインテリア・住宅雑誌は、ほとんどモダンテイストしか売ってませんでしたし。

社長宅
社長宅

 息子夫妻のお家もヤングなのでモダンな感じ(下画像)、キッチンもやはりモダンテイスト(下画像)ですね。25~6歳くらいだと思いますが、このアタリの年代は新築はとうてい出来ず、前回の写真にあるようなクラッシックな中古住宅を自分達好みにリモデリングして住まう形がほとんどなんですね。

息子ダイニイグ
息子ダイニイグ

ここで、ヤングの話が出てきましたので少し、トレビアっときましょう。スウェーデンの義務教育は、日本同様9年で中卒者の95%は高校進学というから、ほとんど義務教育みたいなものですね。で高校卒業と同時に大学・就職問わず、親元から離れて独立する。参政権が18歳。進学や将来設計は親が口を出さずに、すべて自分達で決める。結婚式をあげるより、婚姻届を出して終わりと言う事実婚が最近の主流と、ほんとに大人なんですよね。あ、もちろん教育費はスベテ国負担です。そして極め付けが、大学入学金や授業料も国負担なんです。

息子キッチン
息子キッチン

 あ、もちろん教育費はスベテ国負担です。そして極め付けが、大学入学金や授業料も国負担なんです。が大学は少し、高校までとは異なり、入学希望者は「教育ローン」をくまなくてはならず、その支払いは300万ほどになり65歳定年まで払わなければ完済出来ないほどの借金を背負う。故に、大借金を背負ってまで大学に進もうと言う決断をする人は30%くらいで残りは就職する。そういう意味で、この30%と言う数字は非常に尊くもあり、高い数字だなあと思います。かといって高卒で充分社会に通用する教育は当然のように施されている。

 確かに、この息子も普通に第2外国語の英語を話していましたし、大半の高校生なら英語は当たり前のように話しているんです。私なんか・・・大学まで出ておきながら、英語が赤ちゃんくらいなんですもんね(汗)ホントにたいしたものだと思います。

ストックホルムのファーストフード店
ストックホルムのファーストフード店

更にトレビアって、小学校に至っては、5年生で翌年に控えた修学旅行の行き先を自分達で決め、旅費のあり方をクラスで決めるのである。修学旅行自体は学校行事ではないため、クラス全員が自分達で費用を捻出し、同行を頼む先生の費用も自分達が出すのである。もちろん、親はその費用の面倒を見ない。人気の無い担任は、旅行に誘ってもらえないケースもあると。

 ここまでくると「信じられない」と言った感想ですが事実なんです。スウェーデン人が大人なのか?我々が子供なのか?う~んスウェーデン人が大人!にしておきましょう^^

 ということで、インテリアと照明といいながらあまりテーマに沿ってなかったのかなーと反省しておりますが、次回?いつかまたスウェーデンに行ったときには乞うご期待!と言う事でご容赦くださいませ。

駅構内のベンチ。やはりセンスがいい
駅構内のベンチ。やはりセンスがいい

 

参考著書「スウェーデンはなぜ生活大国になれたのか」竹崎孜著

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