2010年秋ナント5年ぶりのスウェーデンです。
なんで5年間も!と突っ込まれそうですが、カクカクシカジカ5年間色々ありまして(^^ゞ
ま、何とか行って参りましたよスウェーデン!!
コペンハーゲンの空港に降り立ち、今回は電車でスウェーデン入りを果たしました。
そこで目にいきなり飛び込んできたのがこの“風力発電”。
いや、北欧では珍しくないのでは?そうなんです。ただ、今回はその“数”に驚いたのです。
2005年の時に見た数を1とすれば5年後に『20』くらいは感覚的にあったんじゃないかなと思わせるくらいの数でした。
たった5年でここまで劇的に景色が変わる国も珍しいなと。ま、それは日本人だけの感覚かもしれませんが・・・。激増の理由として考えられることは、、、この国の場合は国土が日本の1.3倍もあり、逆に人口は900万くらいですから、人口密度は当然のことながら低いですよね。
人家の無い空いてる土地は山ほど。そして土地は肥えていないので農作物が作りにくい。
こんな条件が揃いも揃っているので風車を建てない方がオカシイということだと思います。
ただ、数は大きいが規模は小さい。というのも特徴で、日本のそれよりはふたまわり(すみませんアバウトな表現で)くらい小さい感じがしますね。コスト面なのか効率面なのかはわかりませんが、とにかく小さいのがたーくさんと。
この激増の背景は国のきっちりとした政策がありまして、以下Opportunity Swedenからの情報によると、『スウェーデンでは2020年までに全エネルギーの49%をバイオマス、水力、風力、太陽光、地熱と言った再生可能なエネルギー(Renewable Energy)で賄うという大方針を打ち立てています。ちなみに現時点は35%ですでに世界トップクラスですが、さらに49%まで推し進める構えです。』現時点ってのは2008年12月19日時点ということなので、そこで35%っていう数字は日本の10%前後と比べるとまさに“雲泥の差”だということが分かります(+o+)
更に情報から『スウェーデンでは電力会社に対する義務として「エネルギー総需要の16%以上を再生可能なエネルギーにしなくてはならない』という法律があります。これは2012年には18%になる予定です。』と。え~と、日本はどうなってるのかな?そこで今度は我がクラブヴォーバン・ファウンダーの村上敦氏著書「日本版グリーンニューディールへの提言」から拝借しますと。日本の法律ではRPS法で義務付けしていて『2010年までに1.3%2014年1.7%』というのが義務だそうです。ほぼスウェーデンの10分の1ですね((+_+))これはまったくやる気なしと言わざるを得ません。
スウェーデンもドイツも他の国もホントに真剣、深刻に?にエネルギーのことを考えています。
もちろん、日本だって考えていないわけではないですが、言うは易し行う難し。でも、実際は実行しないと何も始まらないし、生まれない。
日本では今、風力が正に逆風ですが、日本には日本にあった再生可能エネルギー普及の方法がたくさんあると思います。もちろん、風力だって良い方法があるでしょう。
要は正しい目的を正しい目標値を決めながらまずは進むべきですよね。今回、これを書きながら、自分自身に問いかけたところです。私もまだまだ努力が足りないなと反省をしました。ナノデ実践あるのみで頑張ります\(^o^)/
・・・しかし、風力の画像ばっかだな。