自立循環型住宅を極めよう其の弐2008

 

其の壱からのつづきです。

自立循環型住宅とはなんぞや?からはじまり実際、私の家でどれくらいの環境負荷削減率かという数値を具体的に算出して考察しました。

結果は2000年の平均的な住宅と比べて、太陽光発電5kwも考慮すると81%ものエネルギー削減率になりました。
これが、目指す数値としては50%が目標なのでかなりぶっちぎりでクリアしている、とても優等生的な結果だと言えます。


しかし、これには確かに通常の家と比べて、木製3層サッシや羊毛断熱材200mmが採用されていたり、極めつけは太陽光発電5kwです。これではランニングコストは安くなっても、イニシャルコストがかかってしまいます。
と言う事で、一般的な銀行借り入れを想定してその金利も含めて、この使用は従前の家とどれくらい節約されていて、どれくらいでペイできるのかということを出来る限り詳細に見ていこうと思います。


以前に何度か書きましたが、省エネ住宅の最終手段が太陽光発電ですので間違っても通常の住宅性能で太陽光を乗っけるなどは論外中の論外です。

故に、ここでは、スウェーデン三層サッシや羊毛断熱材は当たり前の装備として、完全なるプラスアルファ項目の太陽光発電を装備したUP分を金利計算として考えて行きたいと思います。


その前に、前回登場した岐阜県立森林アカデミーの辻先生が作った素晴らしいソフトをここでまたまた、紹介しながら、ランニングコストのデータを開示していきます。

2006年はまだ、一軒家(借家)の低気密低断熱スカスカ住宅(大屋さんごめんなさい(^_^;))に住んでいたので光熱費のギャップがおもしろいくらい分かると思います(以下06と略します)2007年は自立循環型住宅である私の自宅(以下07と略します)を各項目別に入力したものをそれぞれの係数をかけながら算出していきます。もちろんすでにEXCEL化されているので入力だけすれば自動的に計算されるんです。辻先生素晴らしい!!

岐阜県立森林アカデミーの辻先生が作った素晴らしいソフトを使用して
ランニングコストのデータを開示していきます。
(注)2007年は自立循環型住宅である私の自宅(以下07と略します)

2006
2006

 

06エネルギー使用量

2007
2007

 

07エネルギー使用量

2006CO2
2006CO2

 

06CO2排出量

 

通常家庭でこれだけのガソリンは使用しないともいますし、ここは私もほとんど仕事で使うガソリンなので通常は入力しなくても良いのですが、ま、家庭も、仕事もガソリンを使っているには違いないので、自分の責任数字として把握する為に敢えて入れております。もちろん07も同じです。ご存知の通り、ガソリンそのものの単価はメチャUPしてますよね彡(-_-;)

2007CO2
2007CO2

 

07CO2排出量

2006ランニング
2006ランニング

 

06光熱水費・ガソリン代

 

合計¥621,721

節約金額¥205,863

ここからガソリン代を引くと¥171,721

2007ランニング
2007ランニング

 

07光熱水費・ガソリン代

 

合計¥469,488

節約合計¥322,827

ここからガソリン代を引くと¥-10,512

 

ということで、光熱水費『0』!しかもプラス¥10,512を実現しています!!

 

ここから計算です。
太陽光発電5kw工事ともで約300万かかると考えてフラット35金利2.8%35年間固定で金利計算すると3,000,000×2.8%=2,940,000
これを35年間で割って1年あたりの金利は2,940,000÷35年=84,000
 

では、06と07のランニングコスト節約比較額は171,721-(-10,512)=182,233
従前住宅06と比較して¥182,233年間コストダウンされました。

 

 太陽光発電3,000,000+金利2,940,000=5,940,000をコストダウン額182,233で割ると
5,940,000÷182,233=32.59年
32,59年約33年弱でペイという単純計算値が出ました。
ただし、太陽光パネルの方は寿命的には問題ないとは思いますが、集熱した太陽光を電気に変える
パワーコンディショナーはそうはいかないと思いますので、その機器代がいくらくらいかかるかを押さえればかなり現実的な計算だと思います。

そして、更に35年で返済するローンをここなら約18万浮いたわけですから、これを繰り上げて返済すれば、短縮すればするほど金利がお得になるのでペイラインもおのずと変わってくるのだと思います。

通常は、住宅ローン全体の中に太陽光発電の設置費用等々も含まれているので、上述のような計算にはなって33年でペイというあんまりおもしろくない計算結果になってしまいましたが、これを少し違う角度で考えてみようと思います。つまり、年間浮いた金額をそのまま返済に充てた場合の金利と返済年月を逆算してみましょう。

¥182,233(年間プラス額)÷12ヶ月=¥15,186¥15,000
この¥15,000を月々太陽光発電費用¥3,000,000の返済に充てると金利¥1,046,960返済年数は約270ヶ月の期間となります。

あれ?金利がダイブ安くなりましたね。ということは・・・270ヶ月ということは22.5年です。ということは22.5年でペイということですね。うん。これなら少しおもしろい結果と言えますね(^_^;)
何度も何度も申し上げて大変キョーシュクですが、私は太陽光発電推進論者ではありません!!
でも、目先の安さに釣られて飛びついても、このように、ランニングコストやローン金利でどっさり持っていかれて、尚且つ、快適でない住空間というのはいかがなものなのかなーと思うわけなんです。

この辺はそれぞれ家庭と家計の事情があるので一概に人括りで計算できる物では有りませんが『目安』にはなるのではないかなと思います。

これからはこういう事を視野に入れながら、トータルでみた住宅の値ごろ感というものが分かり易い形で比較できれば相当選択幅がより具体的になってくるのではないかなと思います。

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